グリーンコープ生協くまもとによる「菊池の子どもたちに図書を贈る事業」の贈呈式が行われました
本ページは一般社団法人GBPラボラトリーズの前身である、
一般社団法人自然基金の活動アーカイブです。
自然基金は、再生可能エネルギーの収益の一部を地域に還元するプロジェクト「1% for Community」に取り組んでいます。
この取り組みのひとつとして、「グリーンコープ生協くまもと」が実施する「菊池の子どもたちに図書を贈る事業」への助成が決定し、2022年7月11日に菊池市中央図書館で、寄贈図書の贈呈式が開催されました。
今回は、同市に所在する自然電力グループが開発・建設を行なった熊本菊池自然電力太陽光発電所(参照)の収益の一部を、自然基金を通じて還元する取り組みの一環で、同発電事業の社債を引き受ける形で参画いただいている「グリーンコープでんき」と連携して、助成先として「グリーンコープ生協くまもと」の事業を選定させていただきました。
※「菊池の子どもたちに図書を贈る事業」の詳細はこちら
贈呈式には、菊池市教育委員会教育長をはじめ、グリーンコープ生協くまもと理事長、自然基金理事および自然電力 事業開発部部長等が参列し、挨拶を行いました。
▲グリーンコープでんき理事およびグリーンコープ生協くまもと理事長 小林 香織さま
グリーンコープは、将来、安心安全な生活を送るために「原発に頼らない電気を自分たちの手で作ろう」と、自然エネルギー発電所の建設や電気の供給事業を行っています。今回は、自然電力さまが行っている、地域と一体となった再生可能エネルギー事業に参画し、母親目線で「命を大切にする」をテーマにした図書を寄贈することとなりました。今回の取り組みが、子どもたちが命や環境問題について考えるきっかけとなり、学びが深まることを願っています。
▲グリーンコープ生協くまもと 西地域理事長 八木 佳奈さま
グリーンコープは、「緑の地球を、緑のまま子どもたちに手渡したい」との思いで、長年環境問題に取り組んでいます。今回は、組合員が母親の目線で選定した図書を贈呈いたします。未来を担う子どもたちや、その周りにいる大人の方々にぜひ読んでいただきたい内容です。2つとない地球に、これからも安心して暮らせるよう、何をしたら良いかを考えるきっかけになればうれしいです。まずは知ることから始めて欲しいと思います。
▲菊池市教育委員会教育長 音光寺 以章さま
菊池市は昨年、豊かな自然と水を大切にする取り組みを行っていることから、SDGs未来都市に選定されました。今年度は、市内の全ての小・中学校で、持続化可能な開発のための教育(ESD)を推進するよう取り組んでいます。このような中、素晴らしい図書を寄贈していただき大変感謝いたします。この図書を通して、子どもたちが将来、持続可能なまちをつくるために何を行うべきか、自ら考え行動することで、持続可能な社会を作る一員として育って欲しいと思います。さらに、図書を活用してSDGs教育を推進し、子どもたちが、ふるさと・菊池で誇りを持って生きていけるよう努力してまいります。
▲自然基金理事および自然電力事業開発部部長 高尾 康太
今回、熊本菊池自然電力太陽光発電所の収益の一部を地域に還元するプロジェクト「1% for Community」を実施するにあたり、地域に密着した活動をされているグリーンコープさまと協議を重ね、このような図書贈呈が実現しました。発電所建設をスタートに、その自然エネルギーをどう活用するかを地域の皆さんと考える取り組みの、非常に良いモデルになったと考えています。今後も、地域の子どもたちの未来につながる事業に積極的に取り組んでいきます。
今回は、菊池市内の50箇所の教育機関へ、295冊の図書を贈呈いたしました。今後も、熊本菊池自然電力太陽光発電所の地域還元事業については、地域のニーズを捉えながら、地域の未来につながる活動を行っていく予定です。