MEMBER PROFILE

第2期講師

YUKIANZAI

安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI  代表取締役Co-CEO 東京大学大学院 情報学環 特任助教

安斎 勇樹

東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。ウェブメディア「CULTIBASE」編集長。企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について探究している。主な著書に『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』、『問いかけの作法:チームの魅力と才能を引き出す技術』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』などがある。

MESSAGE

これまでのビジネスの常識は、戦略と戦術を駆使して敵国に勝利し、限られた領土を奪い合う「軍事的世界観」がベースにありました。“勝てる市場“を選定し、従順な兵士たちをまとめあげ、素早く合理的に計画を遂行する。それが資本主義の成功法則でした。

しかし世界の持続性が問い直され、長寿化によって個人のキャリア観も変容し、今では「兵隊として、定年まで軍に隷属しよう」と考える人はいません。誰もが自分や家族の幸福とよりよい社会の実現を心から願い、そのために取り組む仕事の意味を探究し始めています。これを私は「冒険的世界観」の幕開けとして捉えています。

GBPは、まさに「冒険的世界観」における新しいビジネススクールのかたち。ビジネスで勝利する方法を学ぶのではなく、社会の可能性を拓く羅針盤を得るための実践的な学びの場です。

私はこれまでMIMIGURIという冒険的コンサルティング会社を経営しながら、研究者として「問いのデザイン」の方法論について体系化してきました。良い冒険(Quest)は、良い問い(Question)から切り拓かれます。ぜひ好奇心溢れる「問い」を大切にしながら、GBPから始まる新しい冒険を楽しんでください!

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